TOOTH CLEANING
歯のクリーニング

歯のクリーニングについて

歯が黄ばむ原因

加齢により黄ばむ

年を重ねるとともに少しずつ白さを失い、黄ばんでくることがあります。加齢によって象牙質そのも のの色が濃くなっていくためです。

生活習慣により黄ばむ

毎日摂っている食べ物や飲み物、嗜好品の色素がエナメル質表面にステイン(着色)となり付着しま す。ステイン(着色)の元となるものには、コーヒー・紅茶・お茶・ワイン・カレー・タバコなどがあります。

おすすめの方について

クリーニング治療がおすすめの方

歯磨きが苦手で汚れがつきやすい方、ステイン(着色)が着きやすい方、お口の中をさらに綺麗にした い方などにおすすめいたします。
歯に付着する汚れには歯ブラシで取れない汚れがあります。歯石やステイン、タバコのヤニなどは歯 科医院で専用の器具を使ってクリーニングをしないと除去することができません。
ご自身でされる歯磨きだけでは、お口の中の隅々までしっかり行うことは難しいです。

クリーニング治療を受けるとメリット

クリーニング治療は、虫歯や歯周病を予防するために非常に重要な役割を果たします。 歯垢や歯石がたまると、歯肉炎や歯周病の原因になりますので専用の器具を使い歯垢や歯石を取り除 き歯の表面を滑らかにいたします。 また、歯垢や歯石を取り除くと、その下に虫歯が隠れていることもあります。 虫歯や歯周病を予防するために非常に効果的です。定期的に歯のクリーニングを受けることでお口の 健康を維持できます。

定期的なクリーニングについて

定期的にクリーニングをしないと起こること

虫歯や歯周病がひどく進行し、口腔内の状態が悪くなる可能があります。定期的に歯のクリーニングに来ていただくことにより、虫歯や歯周病などの早期発見にも繋がり、ひどくなる前に治療や予防処置を行うことができます。

クリーニングの頻度

口腔内の状態にもよりますが、3~4ヵ月に一度の頻度で歯のクリーニングを行うのが好ましいです。

PMTCについて

PMTCとは

PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士といった専門家が（Professional）、専用の器械を使用して （Mechanical）歯を（Tooth）磨く（Cleaning）ことです。歯や歯肉を傷つけずに、普段の歯磨きで は落としきれない汚れや歯垢を除去いたします。表面をツルツルに磨くことで歯垢がつきにくくな り、虫歯や歯周病の予防にもなります。

PMTCはこのような方におすすめ

虫歯や歯周病を予防したい方、着色汚れが気になる方などすべての方におすすめの治療です。

PMTCのメリット

虫歯・歯周病予防になる

PMTCは、普段の歯磨きで除去できないバイオフィルム(細菌が生産する粘性の物質)を取り除くこと が可能です。

ステイン(着色)がとれる

PMTCは、専用の研磨剤や機器を使用して、頑固なステイン(着色)も除去することが可能です。つま り、本来の歯の白さを取り戻すことができるのです。

口臭対策となる

口臭の80％以上は、口内細菌による揮発性のガスによるものが原因といわれています。PMTCは、口 臭の原因である歯垢や歯石などをしっかり除去するため、口臭対策に役立ちます。

当院のクリーニング治療について

スケーリング

歯の表面についている、歯石やステイン(着色)、タバコのヤニなどを機械的に丁寧に除去いたします。

PMTC

PMTCでは、歯1本1本を丁寧に磨くため、歯ブラシでは得られないツルツル感を味わえます。 歯の 表面がツルツルになることで、汚れが付着しにくくなり、虫歯や歯周病予防にも役立ちます。

歯石について

歯石とは

歯石とは、歯の表面に付着する石のように硬い汚れの塊のことです。 磨き残しであるやわらかい歯垢(プラーク)が石灰化して、硬い汚れである歯石へと変化します。 歯石には、乳白色の歯肉縁上歯石と、黒色の歯肉縁下歯石の2種類があります。

歯石の原因

磨き残しがある

歯垢(プラーク)が歯石の主な原因です。歯磨きが苦手な人や、歯並びが悪く磨きにくい人、歯磨き回数が一日一回だけであり磨き残しがある人などは歯石が溜まりやすくなります。

お口の中が乾きやすい

唾液には自浄作用があり、口の中を清潔に保つ役割があります。唾液の分泌量が少ないとその効果も下がり歯石が溜まりやすくなります。

歯石除去をしなかった場合のリスク

歯周病・虫歯になる、悪化する

長い間放置された歯石で起こりやすいのは、歯の喪失にも繋がる歯周病です。歯周病は、主に歯垢(プラーク)内の細菌が原因で引き起こされ、歯石はその足がかりになりやすいとされています。また、歯石に停滞した歯垢(プラーク)が原因で虫歯の発症につながることもあります。歯周病・虫歯はどちらも重度まで進行すると歯を抜く必要性が高まるため、歯石を除去せずにずっとそのままにしているのは危険です。

口臭の原因になる

歯石そのものによる口臭だけではなく、歯石に付着した歯垢(プラーク)、歯石が原因で起こった歯周病や虫歯などが口臭の原因にもなってしまいます。

全身的な病気に繋がる

歯石が引き起こすのは口の中のトラブルだけではありません。歯石に含まれる細菌は血管を通し全身へ巡っていき、糖尿病や心臓病、脳梗塞、慢性腎疾患、肺炎、骨粗鬆症、癌、早産など体全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

歯石の除去について

歯石除去

スケーリング

歯茎から上に付着している「縁上歯石」と呼ばれる歯石を除去するのは、スケーラーと呼ばれる専用の器具です。手用スケーラー・超音波スケーラー・エアースケーラーなどがあり、歯石の状態などを見ながら適切な器具を選び使用いたします。歯を傷つけないよう、国家資格を持った歯科医師・歯科衛生士が丁寧に歯石を除去いたします。

SRP（ルートプレーニング）

歯茎の中にできた「縁下歯石」にはSRPを行います。歯の根っこの形にフィットするように作られた器具を部位によって細かく使い分けながら、歯周ポケット内の縁下歯石を除去いたします。※広範囲に縁下歯石が付着している場合、保険診療のルールで数回に分けてSRPを行います。

歯石の予防法

歯石がたまらないようにするためには

• 毎日のセルフケアを徹底する
• 定期的に歯科医院でクリーニングを行う

自宅でできる予防

歯石を予防するためには、毎日の歯磨きをしっかり行うことが必要です。 歯ブラシや歯間ブラシ・フロスで歯垢(プラーク)を除去することで、歯石が付きにくくなります。

医院で歯石除去を行うメリット

できるだけ痛みの少ないよう丁寧に歯石除去を行います。しかし、多量の歯石がついていたり、歯周病により歯茎に炎症があったり、知覚過敏があったりする方は痛みが伴う場合があります。